コミュニティとのかかわり
ソニー・インタラクティブエンタテインメント（SIE）は、次世代への機会の創出、社会的不平等への取り組み、災害時の緊急支援を通じて、グローバル課題の解決に貢献できるよう努めています。パートナーシップ、寄付、社員のボランティア活動を通じて、私たちのコミュニティ、ゲーム業界、そして世界に何世代にもわたって貢献していくことを目指しています。
慈善活動
PlayStation Caresは、SIEの社会貢献活動のプラットフォームです。SIEでは同プラットフォームを通じて毎年一定額を上限に、社員からの慈善団体への寄付と同額の寄付を行っています。また、地域社会に貢献するため、現地参加型やバーチャルでのボランティア活動の機会も提供しています。現在、PlayStation Caresは米国、カナダ、欧州、オーストラリア、ニュージーランド、ブラジルのSIE社員が利用できます。
災害・人道支援の取り組みについて
大規模な災害や緊急事態が起きた際に、人道的観点での支援活動を行なっています。ソニーグループの一員として、厳選した団体とのパートナーシップを通じて、地域、国、そしてグローバルレベルでの貢献を推進しています。
新型コロナウイルス支援基金
ソニーグループは、新型コロナウイルス感染症により世界各国で影響を受けている人々を支援するため、総額1億ドルの支援ファンド「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」を設立しました。医療、教育、クリエイティブコミュニティの3つの主要分野を支援しています。
2021年度コミュニティ支援の実績
教育支援活動とパートナーシップ
グローバルのさまざまなSTEAM（Science （科学） 、Technology （技術） 、Engineering （工学） 、Art （芸術） 、Mathematics （数学））の活動を支援し、ゲーム業界の次世代を担う子どもたちの好奇心を育む体験機会を提供しています。また、ゲーム業界における男女格差をなくし誰もがキャリアパスを追及できるよう、Girls Make Games、InnovateHer、Girls Who Codeなどのグローバルな組織と提携し、資金援助や教育支援活動を行なっています。
Girls Make Games
サマーキャンプ、ワークショップ、ゲームジャムを通じて、次世代のデザイナー、クリエイター、およびエンジニアを志す、才能溢れる少女、女性、ノンバイナリーな方々に教育の機会を提供しています。
InnovateHer
教育支援活動やパートナーシップを通じて、男女の格差なく誰もがテクノロジー業界へ進出するための機会を提供するとともに、受け入れやすい環境づくりを促進しています。
Girls Who Code
未来の女性エンジニアのためにパイプラインを築き上げ、テクノロジー業界のジェンダーギャップを取り払います。
また、Child's Play や Make A Wish Foundationなどのパートナーとの提携を通じて、難病と闘っている子どもたちを支援しています。
Child's Play
遊びの力で子どもたちの生活をより豊かにすることを目指す非営利団体です。SIEは2021年度にコンソールやゲームなど17,000を超える PlayStation®製品を同団体に寄付しました。これらの製品はChild's Playのネットワークを通して、世界中の185以上の病院に配布されました。
Make a Wish
難病と闘う子どもの夢の実現をサポートすることを目的としたボランティア団体です。2015年にパートナーシップを開始して以来、SIE は 80 件以上の夢の実現の手助けをし、約 50万ドルの資金援助を提供しています。
地域社会への支援
クリエイティブコミュニティのための支援基金
ゲームコミュニティにおいて、インディーゲームのデベロッパーは不可欠な存在です。クリエイティブでオリジナリティのあるゲーム体験を称えるために、SIEはPlayStation Indiesという取り組みを通して、インディーズタイトルとそのデベロッパーをプレイヤーの皆様に紹介しています。新型コロナウイルスのパンデミック期間中、インディーズゲームのデベロッパーやパブリッシャーに1,000万ドルを提供しました。
ゲームコミュニティのサポート
新型コロナウイルスのパンデミックが発生した際、PlayStationコミュニティのみなさんに引き続き自宅でゲームを楽しんでもらえるよう、Play At Homeという取り組みを開始しました。2020年以降、本プログラムを通じてゲームやゲーム内コンテンツを無料で配信してきました。世界中のプレイヤーが受け取ったゲーム数は6,000万本以上にのぼります（インディーズタイトル3,000万本以上とPS VR ゲーム1,100万本を含む）。