自分らしさを活かしながら能力を発揮できる職場を目指して

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)では、人種・国籍・宗教・信条・障がい・年齢・性別・性的指向など、お互いの違いを認識しながら、多様な人材が活躍しています。このスタンスがより多くの方に伝わることを願い、すべてのダイバーシティを支援するという考えのもと、SIEはLGBTQをはじめとするセクシュアル・マイノリティの存在を社会に広め、「"性"と"生"の多様性」を祝福するイベント『東京レインボープライド』(以下TRP)に2018年より毎年協賛し、様々な形で協力してきました。新型コロナウイルス感染症の影響で昨年よりTRPはオンライン開催に変更となりましたので、今年はオンライン会議の背景に使用できるプレイステーション®をテーマにしたオリジナルバーチャル背景・PC用壁紙をSIEのコーポレートサイト上にて配布し、より多くの方々にご活用いただけるようにしました。
TRP2021のテーマは「声をあげる。世界を変える」ですが、すべての人が平等に、幸せに暮らすために声をあげやすい環境づくりに貢献したい、SIEがアライであることを東京からも発信したいという想いから、SIE総務人事部ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)課が旗を振り、今回の壁紙制作を企画しました。コロナ禍でオンライン会議や映像を通じたコミュニケーションの機会が増えている中、この考えに賛同いただける皆様にこの壁紙を背景として設定いただき、ぜひ楽しみながらお使いいただくことを願っています。


デザインにこめた想い

今年の壁紙デザインを手がけたSIEデザインセンターのアイリス・チェンは、SIEが例年使用してきたレインボーシェイプスのロゴをベースに、「プライド」の楽しさや明るさ、そしてそれらを支えているという企業姿勢を、カラフルな色使いで表現。また、東京レインボープライドの開催地として、東京の街の特徴を少しずつ取り入れながら日本らしいデザインに仕上げています。自身が大切にしているLGBTQの友人たちの持つユニークさ、オープンさ、創造性、そして受容性からインスピレーションを受けて、堂々とした美しさを表すことを目指しました。
SIEデザインセンター アイリス・チェン
これまでの取り組み
「らしく、たのしく、ほこらしく」誰もが安心して暮らせる社会の実現を目指す、特定非営利活動法人 東京レインボープライドが開催する『東京レインボープライド』。SIEは2018年より特別協賛し、イベント会場ではブースを出展するなどの取り組みを実施してきました。代々木公園でのイベントが開催された2018年と2019年は、Digital Photo Studioを設け、撮影した方の写真にプレイステーションでお馴染みのシェイプス(△○✕☐)を散りばめ、レインボーカラーの加工をしたフォトデータとしてお渡しするこのフォトブースには、2日間で1250名以上の方に立寄っていただきました(2018年)。

これに加え、渋谷・表参道エリアで開催されたパレードでは、パレードフラッグやタオル・扇子・ステッカーなどのグッズを用意し、パレード参加者をサポート。有志で集まった30名以上の中にはお子さまと一緒に参加した社員もおり、沿道の方からは「プレイステーションじゃない?」など多くの反応をいただけました。



社外での活動に留まらず、イベントを周知するポスターを掲示し、アライ(LGBTQの当事者ではない人が、性的マイノリティを理解し支援するという考え方、あるいはその立場を明確にする人々)であることを示すレインボーシェイプスのステッカーを配布するなど、社内啓発活動も実施しました。

今後に向けて
TRPに留まらず、短時間で受講できる社内のオンライン講座や、当事者の生の声を聞くオンライン講演会まで、SIEでは社員がLGBTQを正しく理解できるための機会を提供しています。また、無意識のバイアスに関する研修やダイバーシティマネジメントのセミナー実施など、社員がDE&Iを身近に考え、感じる機会を増やしていきたいと考えています。ユーザーの皆様の趣味・嗜好が多様化するゲーム業界で先導的な役割を果たし続けるため、SIEは今後もDE&Iを推進するための取り組みを継続していきますので、本Blogやダイバーシティページにご注目ください。
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