アダプティブ充電
最適な本体設定を選び、消費電力を削減
ソニーは、2040年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標に向けて、活動を進めています1 。私たちが提供する商品の消費電力を低減することは、CO2排出量の削減にもつながります2 。今年の9月には、PS5の最新モデルおよびPS5 Proユーザーの皆さま向けに、レストモード中に使える「アダプティブ充電」を新たに発表しました。アダプティブ充電は、コントローラーのバッテリー残量に応じてレストモード中の電源供給時間を調整して、節電をサポートする機能です3 。
アダプティブ充電には、DualSense ワイヤレスコントローラー、DualSense Edge ワイヤレスコントローラー、PS VR2 Sense コントローラー、Access コントローラーが対応しており、USB Type-CケーブルをPS5のUSB Type-C端子に接続することでご利用いただけます。なお、アダプティブ充電はサードパーティ製の周辺機器ではご利用いただけません。
アダプティブ充電を利用した場合、コントローラーの充電が完了するとPS5本体の消費電力は2.6W~3.1Wから0.3W~1Wまで抑制され4 、最大80%の低減につながります5 。今後SIEではこの機能がどの程度ユーザーに利用されているかを確認し、2025年度までにPS5の消費電力を少なくとも3.6%削減する (20年度の発売モデル比) という目標への進捗を検証し、進捗状況をお伝えして参ります。アダプティブ充電を活用し、PS5のCO2排出量を最小限に抑える機能の設定方法は以下の通りです。
コントローラーまたは対応周辺機器のお好みの充電方法に合わせて、最適なレストモード設定をお選びいただけます。
- 主にPS5本体を使用中にコントローラーや対応周辺機器を充電する
[USB端子に給電する]をオフにする:レストモード中の消費電力がもっとも抑えられる設定です。この設定では、レストモード中にPS5本体を通じて周辺機器は充電されません。 - 専用の充電スタンドを使って充電する
[USB端子に給電する]をオフにする:充電スタンドをご利用の場合は、レストモード中にUSB経由でコントローラーを充電する必要はありません。 - レストモード中に周辺機器を充電する
[USB端子に給電する]から[アダプティブ充電]を選択する:アダプティブ充電を利用することで、最適な時間でコントローラーを完全に充電できます。また、充電が完了すると電源供給が停止されるため、電力の浪費を防ぐことができます。 [3時間]または[常に]を選択した場合は、コントローラーの充電が完了すると、PS5本体の消費電力が増加します。 - レストモード中にサードパーティ製の周辺機器を充電する
[USB端子に給電する]から[3時間]を選択する:電源供給が停止するまでの間、サードバーティ製の周辺機器を充電するために充分な時間です。ただし、この設定ではコントローラーの充電が完了すると、PS5本体の消費電力が増加します。
アダプティブ充電を利用するには、[設定] > [システム] > [省電力] > [レストモード中に使う機能]を選び、[USB端子に給電する] > [アダプティブ充電]を選んでください。PS5をレストモードにしたあと、コントローラーを接続せずに一定時間が経過すると、USB端子への電源供給は停止します。
コントローラーまたは対応周辺機器の充電方法の詳細については、こちらをご覧ください:https://www.playstation.com/ja-jp/support/hardware/charge-rest-mode/
PlayStationハードウェアの消費電力を最小限に抑えるための設定方法については、こちらをご覧ください(英語のみ):https://www.playstation.com/en-us/corporate/playstation-and-the-environment/our-products/
PlayStationハードウェアの消費電力に関する詳細は、こちらをご覧ください(英語のみ):playstation.com/Ecodesign
ソニーグループ全体における環境への影響、およびScience Based Targetsに認定された「2040年までにネットゼロ達成」という目標の詳細については、 サステナビリティレポート 2024をご覧ください。
アダプティブ充電はPS5最新モデル(CFI-2000 model group – slim)およびPS5 Proで、PS5に付属のUSB Type-Cケーブルを使って、PS5のUSB Type-C端子に接続することでご利用いただけます。DualSense ワイヤレスコントローラー、DualSense Edge ワイヤレスコントローラー、PS VR2 Sense コントローラー、Access コントローラーがアダプティブ充電に対応しています。PlayStation Portalリモートプレーヤーはアダプティブ充電に対応していません。
- ソニーグループ株式会社は、2018年度を基準値として2040年までに、バリューチェーン全体における温室効果ガス(GHG)排出量を実質ゼロとします。これらの中期および長期目標は、世界的なイニシアチブである「Science Based Targets initiative(SBTi)」の認定を取得しています。 ↩︎
- ソニー・インタラクティブエンタテインメントの2023年度のCO2総排出量は、およそ960万トンCO2eと推計しています。このうち75%はPlayStationハードウェアの使用に由来しています。これらの数値は「GHGプロトコル事業者排出量算定基準」におけるスコープ3カテゴリー11のガイダンスに基づき算出しています。また、23年度に販売されたハードウェアの推定生涯排出量を反映したものです。 ↩︎
- 充電時間は接続したコントローラーのバッテリー残量に応じて調整され、充電が完了すると電源供給が停止するため、[3時間]または[常に]よりも電力を節約できます。 ↩︎
- [常にインターネットに接続]がレストモード中に有効になっている場合は、1W未満。 ↩︎
- [USB端子に給電する]のうち[3時間]または[常に]が選択されている状態と比較した場合。[USB端子に給電する]のうち[3時間]または[常に]が選択されている場合は、3時間の充電が完了後、PS5本体は2.6Wの電力を消費します([常にインターネットに接続]が有効の場合は3.1W)。[アダプティブ充電]が選択されている場合は、コントローラーの充電完了後、PS5本体は0.5W未満の電力を消費します([常にインターネットに接続]が有効の場合は1W未満)。 ↩︎