設立から47年の歴史を誇るジャッキー・ロビンソン財団による奨学金プログラムをSIEが支援

ソニー・インタラクティブエンタテインメント（SIE）は、ゲーム業界における多様性を促進するため、PlayStation Career Pathwaysを創設し、第一回目の施策としてジャッキー・ロビンソン財団と共同で「Jackie Robinson Foundation MLB The Show Scholars」を設立しました。本プログラムでは、テクノロジーおよびゲームの業界を目指す少数派グループの学生を対象に、中等教育を修了するために必要な奨学金、メンターシップ、インターンシップなどを提供します。

「MLB The Show」の開発を手掛けるSan Diego Studioの制作チームと、SIEのダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン（DE&I）チームは、「Know Your Rights Camp」、The Urban League of San Diegoなど多岐にわたるチャリティープログラムに対する寄付を行いました。さらには、より大きなダイバーシティのムーブメントを作り上げるべく、ジャッキー・ロビンソン財団と密に連携しながら、PlayStation Career Pathwaysの支援による「Jackie Robinson Foundation MLB The Show Scholars」の創設に至りました。

2022年の秋に米国で開始される「Jackie Robinson Foundation MLB The Show Scholars supported by PlayStation Career Pathways Program」では奨学金を支援することになりますが、特にゲーム業界の中でも有色人種の女性への手厚い支援策に注力する予定です。ゲームデザインに限らず、ゲーム業界のあらゆるキャリアに関心を持つ少数派グループの学生が対象となります。ジャッキー・ロビンソン財団が提供しているカリキュラムに加えて、今回のプログラムにはメンターシップ、インターンシップのほか、SIEで働くチャンスも含まれます。

「ジャッキー・ロビンソンは人権平等に向けて社会的正義の提唱者として、社会の変革に大きく貢献しました。SIEによる今回の取り組みは、平等な環境下で教育を通じて、夢に挑戦する学生たちを応援するというジャッキーの遺志を受け継ぐものです。私たちは長年の大切なパートナーであるジャッキー・ロビンソン財団に対するSIEの支援に大変感謝しております。」
MLB理事 Robert D. Manfred, Jr.氏

ジャッキー・ロビンソン財団は、過去47年のノウハウと成功を生かし、奨学金プログラムの導入に取り組む一方で、SIEはプログラムの選抜プロセス、メンターシップ、インターンシップを支援いたします。「今回のSIE、ジャッキー・ロビンソン財団、そしてジャッキーの家族とのパートナーシップは、ジャッキーのライフワークの証しとなるものであり、ゲームを通じて未来の世代に勇気と持続的な機会を与えることになります。ジャッキー・ロビンソンが持っていた勇気と不屈の精神は、夢を追求する多くの若者たちにとって大きな励みにもなりました。MLBの人種の壁を打ち破ってから74年経った今も、ジャッキーは野球界と米国社会に力強い影響を与え続けています。」
MLB選手会エグゼクティブディレクター Tony Clark氏

「教育が持つ力を最大限に生かし、黒人コミュニティを含む有色人種などのコミュニティの方々が経済的な富を得られる環境を作り、弊社内においても少数派グループの皆さんを分け隔てなく迎え入れたいと思っています。新たに設立したPlayStation Career Pathwaysが掲げるこのビジョンを「Jackie Robinson Foundation MLB The Show Scholars」を通じて実現できれば幸いです。」
SIE ダイバーシティ&インクルージョン担当ディレクター Tiffany Hester

「私たちはひとつの企業として自らを振り返り、ゲーム業界でのキャリアを目指す全ての方を支援するために何ができるかを考える必要があります。このプログラムの目標は、サンディエゴのローカルなコミュニティからアメリカ全土にかけて、直接的な影響を与えることでありそして寄付することで最終的に野球とゲームに還元する仕組みを見つけることです。
ジャッキー・ロビンソン財団とともに創設した今回の新たな奨学金プログラムは、私たちの野球、コミュニティ、そしてゲームに対する情熱をひとつに集約し、さらに拡大するものです。ジャッキー・ロビンソン財団が支援する有色人種の学生の卒業率は98%に達するようになりましたが、私たちは十代の若者たちがゲーム業界で夢をかなえるための、橋渡し的な役割を果たせられることに喜びを感じています。」
San Diego Studio プロダクト開発コミュニケーション&ブランドストラテジスト Ramone Russell

SIEは2021年12月31日まで、ジャッキー・ロビンソンをパッケージカバーに採用した『MLB The Show 21』コレクターズエディション』が米国で1本購入されるごとに、ジャッキー・ロビンソン財団に1ドルを寄付し、本プログラムの資金といたします。なお、Collector’s Editionは現在予約を受付しております。

ジャッキー・ロビンソン財団は、全米の意欲ある若者に奨学金や支援サービスを提供することで、機会均等を提唱するジャッキー・ロビンソンの遺志を受け継いでいます。

ジャッキー・ロビンソン財団の詳細は、www.jackierobinson.orgをご覧ください。

この記事の原文はこちら