ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)では、すべてのプレイヤーと社員が認められ、尊重され、自分らしくいられるようなカルチャーを推進しています。私たちは、6月のプライド月間はもちろん、その期間に限らず、社員ネットワーク「Pride@PlayStation」を中心にゲーム業界全体やSIE社内のLGBTQIA+の声を祝福してきました。PlayStation StoreおよびPlayStation Direct(欧米の一部地域でのみ展開)では、LGBTQIA+のプレイヤーコミュニティ向けに、インクルーシブかつ魅力的なタイトルや商品を提供しています。

SIEの取り組みは社外からも高く評価されています。昨年は、米国最大のLGBTQ+人権擁護団体ヒューマンライツキャンペーン財団の「企業平等指数」において最高得点である100点を獲得し、LGBTQ+における「最高の職場」に選ばれました。また、日本では、SIEは一般社団法人work with Prideによる職場でのLGBTQ+に関する取り組み評価指標「PRIDE指標」において、2017年から毎年ゴールド認定を獲得しています。

本記事では、コミュニティを活気づけ、「遊び」を通して共感、つながり、理解を促進するために実施された取り組みや活動の一部をご紹介します。

PlayStation Studiosの取り組み

Guerrilla

オランダでは、プライドを祝うさまざまな催しが始まったばかりです。Guerrillaでは、スタジオ全体でプライドを盛り上げるため、プライドをテーマにした映画の特別上映会や、社員向けイベントなどを開催予定です。また、プライドの精神を体現するため、スタジオメンバーには特製デザインのGuerrillaプライドのピンバッジが配布され、スタジオ全体でプライドを祝福する準備が進められています。

Bungieの取り組み

Bungieは、プライド月間を記念し、ゲーム内企画に加え実際の社会貢献活動に取り組みました。『Destiny 2』で利用できる限定の「プライドコレクションピン2.0」やエンブレム「無限プリズム」、プライドシェーダーパックを販売し、それらの収益はNPO団体「It Gets Better」と「トランス平等推進教育基金(Advocates for Trans Equality Education Fund)」に寄付され、世界中のLGBTQ+の若者を支援しました。また、デジタルな施策に留まらず、Bungie社員たちはシアトル・プライド・パレードやトランス・プライド・シアトルなどのイベントに参加し、現地のコミュニティとの絆を深めました。

グローバルイベント

東京:2025年6月7日・8日

SIEは、PlayStationコミュニティ内の帰属意識の向上に向けた取り組みの一環として、2018年より「東京レインボープライドTokyo Rainbow Pride(TRP)」に協賛しながら、誰もが尊重され、認められ、受け入れられる環境づくりに注力してきました。今年度はソニーグループとしてブースを出展しDigital Photo Studioを設置したほか、有志の社員がパレードに参加しました。

WeHo Pride: 2025年6月1日

米国ロサンゼルスを拠点とするPlayStation Studiosのメンバーは、6月1日に開催されたWeHo(西ハリウッド)プライドパレードに参加しました。Insomniac GamesがNaughty Dog、Santa Monica Studios、およびロサンゼルスの「Pride@PlayStation」メンバーを2階建てバスで歓迎し、Insomniacのステッカーやプライドグッズをパレード参加者へ配布しました。

ロンドン:2025年7月5日

英国のSIE社員は、ドラァグアーティストのEden Queen、Lucy Caboosi、Brenda Rantとともに社内イベントの参加に加え、華やかなPlayStationフロートでロンドンの街を彩りました。One Hall Streetとリバプールオフィスの社員、Media MoleculeやFirespriteのチームに加え、ゲーム会社Take Two/2Kからもスペシャルゲストを招き、今年のプライド月間は格別なイベントとなりました。

リバプール:2025年7月26

さらに英国では、7月26日の週末にリバプールを拠点とするSIE社員がプライドパレードに参加し、街の皆さんとともにプライドを祝福しました。

サンフランシスコ:2025年6月29日

社員ネットワーク「Pride@PlayStation」のベイエリア社員たちは、ソニーグループ会社のCrunchyrollの社員とともに、Market Streetで行われた世界有数のプライドパレードと催しに参加しました。 参加者たちは、サンフランシスコ市内のCrunchyroll本社前に集まり、「アニメはみんなのもの」そして「Play out Proud(誇りを持って自分らしく楽しもう)」と呼びかけました。サンマテオおよびサンフランシスコのSIE社員は、今年はプライドパレードへの参加に加え、ホームレスの若者をサポートし成長の機会を提供するNPO団体「Larkin Street Foundation」に対するボランティア活動と支援を行いました。

サンディエゴ:2025年7月19日

サンディエゴのSIE社員は、ソニーグループ会社のソニーエレクトロニクスの社員とともに、サンディエゴ・プライドに参加しました。これらの催しに加え、パレードに参加できなかった社員向けに社内イベントも開催されました。ソニーグループ各社は、16年間にわたりサンディエゴ・プライドを支援しており、今年はパレードに新たな目的意識とコミュニティの一体感をもたらしました。

社員の帰属意識を醸成

社員ネットワーク「Pride@PlayStation」を中心に、SIEは毎年、各拠点の社員を対象としたリモートイベントを開催しています。今年は、プライドをテーマにしたプログラムに、脚本家、パフォーマー、支援者たちを招き、すべての社員の帰属意識を醸成する取り組みを実施しました。

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