7月27日はアメリカの「National Intern Day」(インターン生を祝福する日)でしたが、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)ではインターン生のご活躍を常に祝福することに努めています。SIEのインターンシッププログラムに参加されるみなさんは、多様な考え方、経験とバックグラウンドを持ち、プログラムを通してご自身の学びに繋げるだけでなく、私たち社員にも多くのことを教えてくれます。

夏期グローバルインターン生を紹介する連載シリーズの第二弾となる今回は、カリフォルニアのオフィスで活躍中のAngela Chungさん、 Felix Phamさん、 Jñani Crawfordさん、Carrie Chenさん4名のインターン生をご紹介します。

SIEのインターンシップに参加することになったきっかけについて教えてください。

Angelaさん: 私は、デジタルサービス上で人々がどのようにやり取りしているのか、そして私たち人間がどのように技術を利用しているかについて関心を持っています。弁護士を目指す私にとって、誰もが自由に表現でき、安全だと感じることのできるオンラインゲーム空間やデジタルサービスを促進していくことは大事なことです。インターフェースデザインやユーザー体験に関する方針決定のプロセスに実際に携わり、学びたいという想いから法務部門のプロダクトカウンセルチームのインターンシップに参加しました。

Carrieさん: SIEのさまざまな取り組みを学ぶきっかけは、女性とノンバイナリーの技術者のための世界最大のテクノロジー・カンファレンス「Grace Hopper Celebration」ででした。女性とノンバイナリーの技術者にとって、働きやすくインクルーシブな環境づくりの実現に向けた同社の取り組みに感銘を受けたのを覚えています。テクノロジー業界におけるダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包括性)の推進に積極的に取り組んでいるSIEは、私の価値観と共通する点が多くあり、このような企業文化を重視する企業にインターンとして携わることができ光栄です。

インターン生として1日の過ごし方について教えてください。

Felixさん: オフィスに着いたら、まずコードベースの同期処理を行ってから、次に自分に割り当てられた新しいタスクがないかを確認します。新しいタスクがある場合は、私の上司または担当のチームメンバーと1対1でミーティングを行い、問題の詳細を把握するようにしています。昼食は、San Diego Studio近辺にあるレストラン街「Park Commons」で、チームメンバーや他のインターン生と一緒に食べることが多いです。休憩時間では、まだ話したことのないチームメンバーに話しかけたりして、みなさんの日常業務について積極的に学ぶようにしています。

Jñaniさん: 私はオフィスの雰囲気が大好きで、毎日色んなチームメンバーと会って話すことができるのは非常に嬉しいです。オフィスのキッチンからシリアルとヨーグルトを朝食として食べることもあります。朝食後はコーヒーを片手に、通り過ぎるオフィスメンバーに挨拶をしながら自分のデスクに向かい、Slack(ビジネス用のチャットツール)で行われるスタンドアップミーティングでその日の進捗状況を報告します。それから前日のコードフィードバックを確認して、メンターとタスクについて話し合い、主業務に取り掛かります。昼食は家から持ってくることがほとんどですが、休憩時間は、他のメンバーと一緒に近くの飲食店まで息抜きに散歩に行くこともあります。午後には、再度コーヒーを片手に、上司やチームリーダー、メンターなどとのミーティングに参加しますが、この時間帯は毎日色々な変化があるので刺激的です。この仕事は、別のチームで働くメンバーとも仕事ができ、担当しているプロジェクトでは、プログラマーだけではなく、さまざまなユーザーと交流できるのでとても興味深いです。忙しい午後の終わりには、メンバーとの交流を重ねちょっとした世間話をしてから帰宅する場合もあります。

所属チームについて教えてください。

Angelaさん: SIEの弁護士のみなさんの親しみやすさとプロ意識のバランスは理想的ですし、私も見習いたいと感じています。私は弁護士の卵ですが、会社全体にわたって信頼関係を築くことはとても大切だと思います。職場の方々の誠実さと親しみやすさが、チームそしてSIE全体の素晴らしいところだと思います。

Jñaniさん: とてもオープンなうえ、インターン生の私に時間を惜しまず、さまざまな知識を共有してくれるチームには、感謝の気持ちでいっぱいです!初めて会うメンバーでも、話しかけると気さくに自分のことやスタジオでの役割について話してくれるため、新しい人との会話がより楽しいと感じると同時に、チーム全体の風通しの良さがしっかりと伝わってきます。仕事中も、周りのメンバー同士が業務に関して助け合っているやり取りがよく聞こえてきます。SIEには、情報の共有と協力的な姿勢を重視した企業文化があると同時に、誰もが気兼ねなくアイデアやフィードバックを提示できる環境が確立されています。

携わっているプロジェクトについて教えてください。

Felixさん: 私は、ユーザーの操作がサーバー上でスムーズに実行されるように、バグの修正、UIの変更、APIの呼び出しなど、ゲームのオンラインサービスに関連するタスクを扱うプロジェクトに携わっています。

Carrieさん: 私は、SIEのクロスプラットフォーム機能全体の性能を向上させ、ユーザーのみなさんに快適で楽しい体験を提供できるよう、分散トレースの実装をリードしています。その他にも、スクラムチーム(少人数制チーム)と共に、新機能リリースに向けたバグの修正にも取り組んでいます。

SIEでのインターンシップを検討している人に向け、アドバイスをお願いします!

Angelaさん: メディアやテクノロジーの知識や人脈があると役立ちます。SIEのインターンシップでは、すぐに本格的な業務に携わることになるので、インターンシップが自分の目標の達成にどう繋がるのかを明確にしておくことが大事だと思います。もし、SIEでのインターンシップに参加してみたいものの、やりたいこととの関連性が定かでない場合は、まずは関連性をしっかりと探ることをお勧めします! これから面接を受ける方も、インターンシップで有意義な経験を得たい方も、まずは自分の「ビジョン」を描くことがとても重要です。

Felixさん: インターンシップには、できるだけオープンな心構えで参加することをお勧めします。SIEのインターンシップは、ある程度のコンピューターサイエンスやソフトウェアの経験や知識がある人にとって、他の企業や大学では経験できない、新しい発想やアイデアに満ちた機会になるはずです。どんどん質問して、チームメンバーと交流を深めながら、インターンシップを楽しんでください!

Jñaniさん: 自分のポートフォリオ(自分の成果や実績をまとめたプロジェクト一覧や作品集)にじっくり目を通し、これまでのプロジェクトの共通点を見出してください。やりがいを感じるプロジェクトや、一緒に働いてみたいチームなどがはっきりしているに越したことはありません。また、やりたいことや今まで携わってきたプロジェクトが、応募するポジションの職務内容と一致していると優位性が高いので、少なくともそれぞれのプロジェクトから学んだこと、また次に挑戦したいことがポートフォリオと履歴書から伝わってくるように作成することをお勧めします。そして面接では、STARメソッド(面接の候補者の過去の行動について質問を掘り下げていく手法)について事前に調べ、よくある質問に対する回答を、自分の経験に当てはめて答えられるよう、しっかりと準備してください。そうすれば、突然「〜について教えてください」といった質問を振られても、慌てずに回答できるでしょう。

Carrieさん: SIEのチームと一口に言っても、機能や役割はさまざまですが、プログラミングの基礎を固めておくことで、インターンシップの経験がさらに充実すると思います。具体的なコースや技術スタック(プログラミング言語、フレームワーク、ライブラリ、ツールの組み合わせ)に焦点を当てるのではなく、自分の興味や関心と合致するチームに応募することをお勧めします。インターンシップ先が決まったら、上司やチームメンバーと話し合って、改善すべき点や新たに習得すべきスキルを洗い出しましょう。選考時では、問題解決能力とイノベーションへの意欲をしっかりアピールしてください。また、質問に対する答えが見つからない場合は、恥ずかしいことではないので、正直にわからないと伝えるのが一番です。自分のプロジェクトや経験について詳しく説明できるように準備をしておくことも重要です!

連載シリーズ第一弾はこちら