SIEエンジニアを目指す女子学生向けオープン・カンパニーイベントを主催した社員および参加者の集合写真

仕事や技術を体験しながらSIEの魅力を感じてもらいたい

2025年9月19日(金)、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)で、PLAY HAS NO LIMITS! エンジニアを目指す女子学生向けオープン・カンパニーと題したイベントを開催しました。このイベントは、エンジニアを目指す大学1・2年の女子学生を対象に、SIEの仕事や技術を体験してもらいながら、働く人や環境の魅力にも触れてもらうというもの。人事部のダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)チームと社内ボトムアップ組織 Workers/Women in PlayStation(WIPS)が合同で企画運営し、学業の先の未来としてキャリアを考える際に、SIEのような会社を知っていただくことで、自分らしい将来の姿を描くきっかけにしてほしいという想いから実施しました。イベント開始前は「少し不安…」という参加者の声もありましたが、終わるころには「来てよかった!」と笑顔がたくさん! 

目次

さまざまな目的を持ったエンジニアを目指す女子学生が全国から参加

今回のイベントには、「ゲームに興味があるから」という方はもちろん、「全国の理系女子と交流したかった」「大学の学びをどう活かせるか知りたかった」など、さまざまな思いをもった約20名の女子学生が日本各地から参加。共通の話題も多いのか、言葉を交わすたびに親密度は急上昇で、会場はすぐになごやかな雰囲気で包まれました。

エンジニアの世界を“分解”から体験!

最初のセッションは、PlayStation 5用 DualSense ワイヤレスコントローラーの分解ワークショップです。DualSense ワイヤレスコントローラーを、ソフトウェア&ハードウェアの両面から分解するという、普段では経験できないアクティビティからスタートしました。

自分のプログラムで、光った!鳴った!震えた!

最初に挑んだのは、ソフトウェアの分解です。このセッションのリーダーであるSIEのソフトウェアエンジニアがコントローラーを動かすプログラムの仕組みについてレクチャーし、内容が深まったところで、いよいよ参加者自身がコントローラーを思い通りに動かすプログラミングにチャレンジしました。

手もとのコントローラーをPCに接続し、コントローラーのLEDやサウンド、ボタンの振動モードなどを制御するプログラム内容を確認。グループのメンバー同士で相談しながらコマンドやパラメータなどを入力していくと…プログラム通りにコントローラーが光り、音が鳴り、震え、その瞬間、各テーブルから「やった!」という歓声が上がりました。

「いま感じてもらったように、思った通りに動くと本当におもしろい! それが、この仕事の醍醐味です」とSIEのソフトウェアエンジニアが笑顔で語り、最初のセッションが終了しました。

開かない!? 分解で知る設計の秘密

続くセッションでは、ハードウェアの分解に挑戦。このセッションのメイン担当を務めるSIEのハードウェアエンジニアが「サポートはしますが、分解方法は教えません。壊してもいいので、周りの人たちと相談しながら分解してみてください」というコメントを合図に、1人1台、コントローラーの分解に挑みました。

筐体の隙間に指やドライバーを引っかけるなど、参加者のみなさんは思い思いの手段で分解しようとするものの、コントローラーはビクともしません。理由は、明白。ゲームを思いっきり楽しんでいただくために、PlayStationのコントローラーは壊れにくく、安心・安全に設計されているからです。

ここで、サポート役の若手ハードウェアエンジニアがちょっとしたコツをアドバイス。すると、分解は一気に進み、「開いた!」という喜びの声が!つい力を入れすぎてしまい、空中を舞う部品も…!「こんな小さいネジでしっかり止まってるなんてすごい」と感心している隣では、設計秘話に聞き入る参加者の姿も見られました。 

「ゲームデザイナーが考えた楽しむ仕組みを実現するために、素材レベルから考えて部品の設計に取り組でいるのが、僕たちの仕事です」と、ハードウェアエンジニアの仕事をアピールし、分解ワークショップは終了しました。

ランチタイムは理系あるあるで大盛り上がり

ランチタイムでは、各テーブルにエンジニアが2名ずつ同席。日々の暮らしや趣味の話、さらには大学で経験した“理系あるある”で話が弾みました。

グローバルに展開する大規模なビジネス

午後のセッションは、SIEの会社紹介からスタート。SIEの歴史とビジネスモデルを解説するとともに、手掛けるビジネスの大きさを具体的な数字で示し、グローバルな活動拠点を写真で紹介。オフィスとリモートを自由に融合できるSIEの働き方や、社員間の交流を応援する社内イベントについても触れました。

その後、WIPSについて紹介。WIPSとは、DE&Iをテーマに、The Best Place to Workの実現を目指す社内のボトムアップ組織であり、「シンプルに言うと、“この会社っていいな”って思える施策を実行する組織です」と、その役割を伝えました。

さまざまな領域のスペシャリストが活躍するSIE

続いて、女性エンジニアによる仕事紹介へと移りました。入社5年目以内のハードウェアエンジニア、ソフトウェアエンジニア、そして研究開発に携わるエンジニア5名が登壇し、それぞれが担当している仕事の内容ややりがい、感じているSIEの魅力などを語りました。

「取り組んでいるのは、毎月1億人以上に使ってもらえる、ものづくり。こんなやりがいを感じられる仕事って、なかなかないと思います」

「新人時代から大切な仕事を任せてもらえて、1年目からPlayStationを創っているんだという実感がありました」

「大学で学んだことを存分に活かすこともできるし、やりたいと思ったら専攻外の仕事でも頑張れる、そんな職場環境です」

若手エンジニアのリアルな日常や想いに、参加者のみなさんは熱心に聞き入っていました。

伝えきれなかったSIEの特長をあますことなく共有

5名の仕事紹介が終わると、Q&Aセッションへ移行。話をした女性エンジニアとそのほかの若手エンジニアたちが、各テーブルを回りました。参加者のみなさんは、業界の特長、プログラミングで使用している言語、専攻を活かすために取り組んでおくべきこと、携わりたい仕事と専攻のギャップに関する悩みなど、幅広い質問を繰り出し、各エンジニアの回答に真剣に耳を傾けていました。

聞こえてきた、参加者からの声を紹介

イベント終了後に、参加したみなさんからいただいたコメントを紹介します。

  • 「参加前は少し不安だったけど、杞憂でした。雰囲気があたたかくて安心しました」
  • 「大学での学びと仕事が異なる人もいて、専攻が絶対じゃないことを知り、気が楽になりました」
  • 「入社後の研修で必要な知識を学び、ソフトとハードの間を行き来できる道があるとわかってワクワクしています」

次は、あなたとの出会いを楽しみにしています!

SIEは、今後も大学1・2年向けオープン・カンパニーを開催の予定です。また、大学3年生を対象にしたインターンシップも企画中です。次は、将来のキャリアとしてエンジニアを考えているあなたと、“PLAY HAS NO LIMITS!”を体験したいと思っています!

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