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PlayStation®VR発売5周年を迎えて

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは2016年の10月13日にPlayStation®VR(PS VR)を発売しました。PS VRは、PlayStation®4(PS4®)やPlayStation®5(PS5™)と接続することで、ゲームや映像などの様々なVRコンテンツをご家庭でお楽しみいただけますが、SIEはその他さまざまな用途でもVRを活用し、その可能性を追求してきました。発売5周年を記念して、それらの取り組みをいくつかご紹介します。

ゲームの世界に入り込む体験を目ざして

2010年、発売したばかりのPlayStation®Moveモーションコントローラーと、市販のヘッドマウントディスプレイを組み合わせたプロトタイプを起点としてPS VRの開発が始まりました。そこから約6年、ゲームの世界に入り込むかのような圧倒的な臨場感や没入感の実現を目指し様々な改良を積み重ねながら、2014年、2015年と試作機を発表し、2016年に発売に至りました。

試作機のひとつ

PS VRはPS4®という均一なプラットフォーム上で楽しめるVRシステムとして、発売後、世界累計実売500万台以上※1を達成し、440本以上※2のコンテンツ数とともに、VRヘッドセット市場の創造に貢献しています。

PS VRを用いた取り組み

SIEはPS VRのハードウェアやそのコンテンツの開発などに留まらず、PS VRを活用したVRの可能性を追求する様々な施策にも取り組んできました。

  • 中高生がPS VR向けコンテンツを制作
SIEは未来のクリエイター育成に貢献することを目的に、プログラミング教育を手がけるライフイズテック株式会社などと共に、中学生・高校生向けにPS VRを活用したワークショップを複数回開催しています。参加者にはメンター(指導者)からのサポートを受けながら、コンテンツを企画し、ゲーム開発ツールの使用方法を学んだのち、オリジナルVRコンテンツを開発し、コンテンツ制作の流れの一部を体験することで、自分の考える世界を作り上げることの醍醐味を味わっていただきました。それぞれのワークショップの模様は以下の各記事でご覧いただけます。
-2017年開催 / 「VR CAMP with PlayStation®VR」イベントレポート
-2018年開催 / 「VR CAMP with PlayStation®VR in WASEDA」レポート
-2018年開催 / 「「MEMOREUM TOKYO(メモリアム・トーキョー)」レポート」

  • PS VRを用いたライブ配信プロジェクト
SIEはVR/ARのエンタテインメントに取り組むソニーグループ横断型のXRプロジェクト「Project Lindbergh(プロジェクト リンドバーグ)」の一員として参画し、VR映像コンテンツとして様々なアーティストやアイドルのライブの模様を撮影し、PS VR向けに配信する試みを行ってきました。VR向けの配信にあたり、撮影に用いるカメラ、人物の撮影方法、ユーザーインターフェイス、またコンテンツの配信方法など様々な知見を蓄積し、あたかもライブ会場に自分がいるかのような臨場感を追求しています。
*「Project Lindbergh」の取り組みのひとつ『Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018 – “光” & “誓い” – VR』の制作の模様はこちらからご覧いただけます。
  • CGと実写を組み合わせた映像でも、自然な距離感と没入感を実現
SIEはステレオカメラで撮影した人物を独自技術で抽出し、3DCGで制作した空間に合成したものをPS VRで視聴すると、その人物との自然な距離感と没入感を得られる技術デモをR&D活動の一環として開発しました。実写の素材を用いつつ、仮想立体空間内でも現実世界と同じように、自然かつリアルタイムに人物や風景が見える映像コンテンツを制作可能とするこの技術により、映画、音楽などのエンタテインメント分野において表現の幅が広がることが予想されます。

今後に向けて

SIEは今後もVRの可能性を追求する取り組みを実施していきますが、そのひとつがPS5向け次世代VRシステムの開発です。PS VRで培ってきた知見を活かしながら、さらに研ぎ澄ました「センス・オブ・プレゼンス」(ゲームなどのコンテンツの世界に自分が本当に存在しているかのような感覚)の実現を目標に、新しいVRコントローラーなど、技術開発を行っています。
今後のSIEのVRへの取り組みに是非ご注目ください。

※1           2019年12月末時点
※2           2019年2月末時点