PlayStation StudiosのGuerillaの最新作『Horizon Forbidden West』の発売と、「アーロイの森プロジェクト」の発足から1年以上が経ちました。この記事では、本プロジェクトに関する最新情報をお伝えします。この取り組みは、国連REDDプログラムが支援する「UN Playing for the Planet Alliance」に対するソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のコミットメントの一環であり、生物多様性に対する意識を高めることを目的としています。2022年、「UN Playing for the Planet Alliance」は、ゲーム業界とともに100万本の植樹を行なうという目標を掲げました。

GuerillaとSIEは、PlayStationコミュニティーおよび複数のパートナーとともに、世界各地で森林再生プロジェクトを支援してきました。これらのプロジェクトを通じて、これまで全世界で60万本以上の木が植えられ、およそ1,800エーカー(約7平方キロメートル)の原生地と野生生物の生息地の再生に貢献しました。

ゲームは、変化を促す力を持っています。本プロジェクトを通じて、世界各地のパートナーの皆さまと達成したこれまでの成果や取り組みを紹介する映像を、ぜひご覧ください(英語のみ)。

SIEは、下記のパートナーとともに、さまざまな再生プロジェクトを実施してきました:

Arbor Day Foundation 

米国

Arbor Day Foundationは、『Horizon Forbidden West』でプレイヤーが「恐れの谷到着」のトロフィーを取得する度に木を一本植え、これまでに288,000本の木を植樹しました。この取り組みを通じて、SIEはカリフォルニア、フロリダ、そしてウィスコンシン州における三つの主要な森林再生プロジェクトの達成を支援しています。

ブラジル

ブラジルのアマゾンにおける先住民族の土地946エーカー(約3.8平方キロメートル)の再生を目指し、今年末までに33万3,000本の植樹を行なう予定です。この活動は、何千人もの先住民の食糧安全保障と代替の収入源を確保すると同時に、自然保護活動や気候変動の緩和に貢献します。

The Eden Project (英国)

Seeds of Aloyからインスピレーションを得たThe Eden Projectとのパートナーシップを通じて、英国ランカシャーのモーカムに野草生息地を形成しました。これらの新たな生息地を通じて、野生動物を保護しながら生物多様性を保全し、現地の方が自然と触れあう接点を作っています。

Forest & Bird (ニュージーランド)

ニュージーランド出身のストリートステンシルアーティストのFlox氏を迎え、『Horizon Forbidden West』の発売記念キャンペーンを実施しました。オークランドの都市部でひときわ人目を引いた本キャンペーンは、野生植物を用いたFlox氏の屋外作品がSNS上でシェアされる度に木を一本植えるという、SNSを通じたエンゲージメントを推進しました。この植林活動はForest & Birdとのパートナーシップの一環として実施され、ニュージーランドの森林と野生生物保護のため、ブッシー・パーク自然保護区で1,000本の木が植えられました。

Stiftung “Wir helfen dem Wald” (ドイツ・バイエルン州)

ドイツの森林保護団体Stiftung “Wir helfen dem Wald” は、 Twitter上でハッシュタグ#AloysWaldをつけてトロフィーがシェアされる度に一本の植樹を行ない、現在までにおよそ3,000本の木が植えられました。この森林再生の取り組みは、Schutzgemeinschaft Deutscher Waldがバイエルン州で進めている気候変動に強い樹種の研究に貢献しています。

WWF-Canada (カナダ)

SIEは、ブリティッシュ・コロンビア州の沿岸1km2.の環境保全活動を支援するため、カナダにおける『Horizon Forbidden West』の売上をWWFカナダに寄付し、多くの水生生物にとって重要な食料・シェルターである海草の再生に協力しました。海草の再生は、二酸化炭素の吸収にも貢献します。

MyTree (フランス)

MyTree は、『Horizon Forbidden West』のトロフィー「恐れの谷到着」を取得したプレイヤー5人につき木を1本植え、フランスで合計10,000本の木を植樹し、傷ついた森林の再生に貢献しました。

SIEは、今後もArbor Day Foundationと協力し、アフリカやアジア各地においても自然と生物多様性の保全に精力的に取り組んでまいります。これらのプロジェクトに関する進捗状況についても、引き続きお伝えしていきます。

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