PlayStation Studiosのアクセシビリティ専門家に聞いてみた!
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は昨年、Global Accessibility Awareness Day(GAAD)に合わせて、アクセシビリティとインクルージョンに関するこれまでの取り組みをご紹介するブログを公開いたしました。現在、世界では約10億人もの方が、人生のどこかで一時的または永続的になんらかの障がいを経験していると言われており、デジタル空間を含め、自身を取り巻く環境とどう向き合うか悩む方も多くいらっしゃいます。
SIEは、ゲーム体験を周りと共有・共感することで生まれる一体感のすばらしさを広げるため、上記のような障壁を少しでも取り除く活動を続けています。GAADは毎年5月の第3木曜日と定められていますが、その目的はアクセシビリティとインクルージョンの重要性について、年間を通して継続的に促進していくことです。本記事では、PlayStation Studiosのゲームにおけるアクセシビリティの専門家6名をフィーチャーした映像、そして私たちの過去1年間の活動をご紹介します。
「『全ての人に遊びの力を』というコアメッセージを基に、私たちは創造性とインスピレーションを駆使して技術を進化させています。あらゆるユーザーの皆様に『遊びの力』を体験いただくため、SIEでは、アクセシビリティを強化したゲームとプラットフォームをご提供できるようさまざまな取り組みを行っています。特に周りと体験を共有することはゲームの楽しさの大半を占めるといっても過言ではありません。ぜひ皆様には、ゲームを通じて多くの方と楽しみをシェアいただけたらと思います。」
SIE社長 兼 CEO ジム・ライアン
ゲームにおけるアクセシビリティについて
まずは、PlayStation Studiosで活躍する6名のアクセシビリティ専門家が、ゲームタイトルにおけるアクセシビリティに関する取り組みを語る映像をご覧ください。
SIEとアクセシビリティ
ゲームを遊ぶことで、これまで知らなかった世界に触れ、心に残るような素晴らしい体験を得られることもあります。このような特別なゲーム体験をあらゆる方にご提供するため、私たちは過去一年間、ゲームの制作現場の他にも、さまざまな場面でアクセシビリティに取り組んでまいりました。
- PlayStation®5のシステムアップデートによって、PS5™の「常にホームに表示」設定(お気に入りのゲームやアプリをホーム画面に表示可能に)や、ヘッドホンのモノラル音声への対応も実装いたしました。
- PS5上の画面のテキストを読み上げ、操作に必要な情報を音声で補助する音声読み上げ機能に新しく6言語を追加、これにより本機能の対応言語は合計15となりました。
- PS5では、アクセシビリティ設定を含む、よく使う機能を並べ替えることで、コントロールセンターをカスタマイズできます。
- PlayStation Store上では「アクセシビリティ」コレクションを展開。最近発売したタイトルの中で、アクセシビリティに対応した作品をまとめています。対象タイトルの中に「ラチェット&クランク パラレルトラブル」などを含みます。
- 昨年4月に、障がい者インクルージョン推進に取り組むグローバル団体のDisability:INとのパートナーシップを発表しました。そして、アクセシビリティの普及に貢献したグローバル企業として、SIEは同団体が主催する「Best Places to Work for Disability Inclusion」にて最高得点を獲得しました。
- PlayStation®にまつわる全てのアクセシビリティ情報を集約したページを新たにPlayStation.comに設置しました。PlayStation®4とPS5のシステム設定や、アクセシビリティに対応したゲームタイトルなど、アクセシビリティに関する情報をまとめてご覧いただけるようになりました。
ダイバーシティやアクセシビリティの実現に向けて、SIEが取り組むべきことはまだまだ多くあり、これからも目標に向かって活動を推進していきます。このブログでは、遊びの力を通じて世界をつなげるための取り組みについて、今後もご紹介してまいります。
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