育休取得率100%を実現したPlayStationの取組み
多様なライフイベントと仕事の両立を支えるソニー・インタラクティブエンタテインメントの“Work in Life”の考え方

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、2024年度に男女ともに育休取得率100%を達成しました。また、男性社員の平均取得日数は47日となりました。
SIEが大切にしているのは、社員が仕事も、家庭も、人生の一部として大切にできる環境をつくることです。育児、介護、病気、治療など、それぞれの事情に寄り添いながら柔軟に働ける仕組みと職場環境づくりを進めています。
実際に育児休暇・育児休職を取得した社員と制度担当者の声をお届けします。
- SIEの両立支援制度はこちら

シェイ 悠仁さん(Direct to Consumer部)
大森 耕介さん(基盤システム・エクスペリエンス設計本部)
潮 香子さん(人事総務部門 人事部)
制度の整備と環境づくりで「取得しやすさ」を実現
SIEでは、国の制度に加えて独自のサポートを整えています。
- 育児休暇:子ども1人につき20日間の有給休暇(給与100%支給)
- 育児休職支援金:育児休職期間中に月額5万円を支給

潮: 制度があるだけでなく、実際に取りやすい環境を整えることがポイントです。申請や制度の選び方に迷ったら、気軽に相談できる体制を整えています。休暇と休職、どちらを選ぶかは各家庭の状況によって異なります。一人ひとりの希望に合わせた柔軟なプランニングをサポートしています。
育休がもたらす、家族との時間と新しい気づき

大森: 二人目の出産を機に、有給休暇と育児休職を組み合わせて約5か月間の育休を取りました。出産直後の妻を支え、子どもと向き合う時間を過ごす中で、家族と過ごす時間の大切さを実感しました。今では、休日を家族と過ごす貴重な時間としてより意識するようになりました。

シェイ: 妻の出産後、10日ほどまとめて育児休暇を取り、その後は週1~2日ずつ単発で取得しました。当日の急な休みにも柔軟に対応できるよう、チームでカレンダーを共有しています。復職後は、お互いの家庭の事情を理解し合うチームの文化が自然と広がりました。
上司からの祝福で広がる温かい職場のつながり
SIEでは、2023年12月から「育休取得推進キャンペーン」を展開しています。育休を取得する社員へ、上司からオリジナルのエプロンとバスタオルを贈呈しています。贈り物には、「家族との時間を大切にしてほしい」という想いが込められています。
部会などの場で上司から直接手渡すことで、「おめでとう」という祝福とともに、職場全体に育休を自然に受け入れる雰囲気が広がっています。
さらに、社員の間では目盛り付きバスタオルにお子さまを寝かせた成長記録の写真を職場に共有することも増えてきました。
この写真の共有が、社員の家族の成長を職場全体で温かく見守るきっかけとなり、
日々のコミュニケーションに笑顔をもたらしています。


潮: 育休を取ることが特別ではなく、自然な選択となる環境を目指しています。男性も女性も、「子どもが生まれるんです」と伝えたら「おめでとう!いつ育休を取るの?」という会話が自然に出てくる。そんな価値観をSIEから社会全体へ広げていきたいです。
Work in Life ―人生とともにある働き方へ―
SIEでは、育児だけでなく、介護や病気などのライフイベントと仕事を両立しやすい制度を拡充しています。また、上司・チーム・人事が一体となって社員を支える職場風土を醸成しています。
大森: 仕事を離れることに不安はありましたが、始めてみればすぐに薄れました。
むしろ、子どもや家族としっかり向き合える時間が得られたことは大きな財産だと感じています。また、不在中に業務を支えてくれた上司・同僚にはとても感謝しています。今後は、自分も周囲をしっかりサポートしていきたいと思っています。
潮: Work in Lifeの考えのもと、子どもを持つ人も持たない人も、誰もがライフイベントと仕事を両立しながら幸せに働ける環境づくりをこれからも進めていきます。
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