ビジュアルコンピューティンググループの新たなチャプター

ビジュアルコンピューティンググループ（VCG）は、2024年にiSIZEチームおよびSIEのGame Platform Artificial Intelligence（GPAI）グループの一部が統合され、結成されました。これにより、ニューラルネットワーク、ビデオコーディング、品質評価、生成モデル、ゲームレンダリング、高性能コンピューティングといった独自の技術スキルを擁する大規模な研究開発エンジニアチームが誕生しました。VCGは、SIEのゲームレンダリングおよびストリーミングシステム向けに、高度なニューラルネットワークや機械学習をデザインし、導入することを目指しています。 

VCGの直近の成果： 

• ニューラルラッピングを用いた知覚的ビデオ圧縮に対する初のアプローチを考案し、最先端コーデックのビットレート効率をおよそ20%改善 
• 画質評価に向けた最先端の非参照型メトリクス 
• 知覚的類似性を評価するための基盤モデル 
• 「不気味の谷現象」を回避するフォトリアリスティックなニューラルアバターの生成モデル 
• ストリーミングとVRレンダリング、またはニューラルレンダリングとストリーミングを組み合わせる新たな手法 
• アカデミアへの積極的な働きかけと、世界中の一流大学との研究協力プログラム 

これらは、私たちのチームが、SIEにおける未来の製品設計やプロトタイピングをサポートするために行っている業務のほんの一部です。 

そして、VCGのインパクトはますます拡大しています。この度、私たちは、レンダリングやストリーミングを行う革新的な方法を研究・開発するイニシアチブを社内で新たに立ち上げました。この取り組みは、機械学習をベースとした現在のゲームレンダリング技術を飛躍させることを目指しています。私たちは、ゲームレンダリング、AI、分散コンピューティングの組み合わせがもたらすあらゆる可能性の表面にまだ触れたばかりです。この新たなイニシアチブをサポートし、チームの取り組みを強化するため、現在、VCGにおける研究開発ポジションを複数募集しています。コンピュータビジョン、生成AI、ゲームレンダリングを活用し、ゲームの未来を創造することに興味のある方々からのご応募をお待ちしています！