かつての文明が失われた1000年後の地球が物語の舞台となる『Horizon Forbidden West』。主人公のアーロイは、世界の秩序と調和を取り戻すための旅を続けますが、その勇ましい姿を見ていると、地球上の自然と生物多様性がいかに儚く、守り続けることがどれほど大切かということを思い出させてくれます。私たちもアーロイのように、変化を促す必要があります。

この度、PlayStation StudiosのGuerrilla(ゲリラ)とソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、プレイステーションのユーザーの皆さま、そして世界各地のパートナー様とともに、複数の森林再生プロジェクトを通じてアーロイの森を作ってまいります。これらのプロジェクトはPlaying for the Planetアライアンスの一環として、国際連合環境計画(UNEP)とて国連REDDプログラム*1が結成したPlay4Forestsが実施するものです。

世界に拡がるアーロイの森を作るまで

自然環境の保護や生物多様性の促進、気候変動への対策は、世界が直面する重大な課題ですが、『Horizon Forbidden West』の世界においても例外ではありません。SIEは先日発売を迎えた本作を通じて、後世のために地球環境の改善を目指す素晴らしいパートナー様とともに、ユーザー参加型の環境保護活動を展開してまいります*2。取り組みの詳細は、以下の通りです。

  • Arbor Day Foundation(米国)
  • Arbor Day Foundationとともに、『Horizon Forbidden West』でプレイヤーの方が「恐れの谷到着」のトロフィーを取得する度に、木を一本植樹します(最大288,000本)。この取り組みを通じて、SIEはカリフォルニア、フロリダ、そしてウィスコンシンにおける三つの主要な森林再生プロジェクトを全て達成できるよう支援いたします。詳細はこちらからご覧いただけます。
  • The Eden ProjectThe Eden Project(英国)
    『Horizon Forbidden West』が壮大で美しい自然界を描くように、The Eden Projectとのパートナーシップを通じて、来月、英国ランカシャーのモーカムにある12エーカー(約4万8千平方メートル)の広大な土地に野草生息地を作ります。野草が生息できる環境を作ることで、野生動物を保護し、生物多様性を保全しつつ、現地の方が自然と触れあう接点を作ります。
  • Forest and Bird(ニュージーランド)
    ニュージーランド出身のストリートステンシルアーティストのFlox氏を迎え、本作の発売記念キャンペーンを実施しました。オークランドの都市部でひときわ人目を引いた本キャンペーンは、野生植物を用いたFlox氏の屋外作品がソーシャル上でシェアされるたびに木を一本植えるという、ソーシャルを通じたエンゲージメントを推進しています。この植林活動はForest and Birdとのパートナーシップの一環で実施され、ニュージーランドの森林と野生生物の保護のために最大1,000本の木を植えることを目指しています。
  • MyTree (フランス)
    MyTree とのパートナーシップにおいては、事前に登録いただいたユーザーの方のうち、本作の「恐れの谷到着」のトロフィーの獲得者が5人増えるたびに、新しく一本の木を植えます。本施策を通してフランス各地における森林再生を促し、最終的には最大10,000本を植えることを目指します。詳細についてはこちらをご覧ください。
  • Schutzgemeinschaft Deutscher Wald (ドイツ・バイエルン州)
    ドイツの森林保護団体Schutzgemeinschaft Deutscher Wald(SDW)とSIEの共同の取り組みとして、Twitter上でハッシュタグ#AloysWaldをつけてトロフィーがシェアされる度に、一本の植樹を行います(最大5,000本)。この活動は、SDWがバイエルン州に設立した研究林の植林に貢献するものです。
  • WWF(カナダ)
    SIEは、WWFカナダによるブリティッシュ・コロンビア州の沿岸における環境保全活動、特に多くの水生生物にとって重要な食料・シェルターである海草の再生に協力しています。海草の再生は、二酸化炭素の吸収にも貢献します。2022年2月18日より、カナダにおける『Horizon Forbidden West』の売上一本につき、1カナダドルがWWFカナダの海岸再生活動に寄付されます(最大10万カナダドル)。詳しくはこちらをご覧ください。

ひとりひとりが環境保護のためにできること

世界規模での森林減少が続いていることから、国連環境計画(UNEP)と国連REDDはビデオゲーム業界とともに「Play4Forests」(P4F)キャンペーンを立ち上げました。これは、私たちの健康や気候を維持するために森林が果たす役割がどれほど重要なのかについて、ゲームコミュニティでの関心を高めてもらうための取り組みであり、森林の保護と回復のために断固とした行動をとるよう、世界の指導者たちに働きかけることを目的としています。ユーザーの皆さまは、次回の気候サミットでUNEPが世界の指導者に提出する請願書に署名することで、この活動を支援することができます。

森林を守る「Play4Forests」の嘆願書には、こちらから署名いただけます。 

変化を促すための取り組み

SIEは、健やかな地球環境を後世に残すための活動に取り組んでいます。ソニーグループのグローバル環境計画「Road to Zero」を推進し、2050年までに製品および事業活動のライフサイクル全般での「環境負荷ゼロ」を達成し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。また、ユーザーの皆さまへの明瞭な情報共有も重要な取り組みの一つと考えており、プレイステーションと環境のページで、私たちの活動が環境にもたらす影響と、ユーザーの皆さまが参加いただける環境保護活動をご紹介しています。

二酸化炭素による影響に対する更なる対処策として、SIEは『プレイステーション』コンソールで約1,000万時間ゲームをプレイした際の平均的な排出量に相当するカーボン・クレジットをGold Standard から購入し、その認証を受けています。

私たちのコミットメントや取り組みが、気候変動対策の推進に貢献できるようであれば幸いです。今後ともSIEの活動にご期待ください。

*1国連開発計画(UNDP)、国連環境計画(UNEP)、国連食糧農業機関(FAO)が共同で実施している途上国における森林減少・劣化による二酸化炭素排出の削減に関する取り組み
*2日本のユーザーの皆様はPlay4forestsの嘆願書への署名活動にご参加いただけます。

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