白とブルーの背景にPlayStation Caresのロゴ

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、寄付、ボランティア、NPO団体とのパートナーシップ、人道支援活動などを通して、ゲームの枠を超えたインパクトを生み出すことを目指しています。その一環として、クリエイティビティとテクノロジーを駆使し、変化を促す方法を模索しています。

PlayStation Cares:インパクトをもたらす24年度の社会貢献活動

SIEは、24年度に世界32カ国における1,981の活動に対して、社会貢献およびボランティアプログラム「PlayStation Cares」を通じて総額600万USドルを寄付しました。これらには会社からのマッチングギフトも含まれます。メンタルヘルス支援団体への募金や、森林再生や自然保護プロジェクトのボランティアなど、SIEからの募金や活動はこれらの取り組みを後押ししています。

SIEでは、社員が主体となって行うボランティア活動を定期的に実施しています。例えば、400人以上のボランティアがウォーカソン(さまざまな団体や取り組みを支援するために、参加者が歩く募金活動)に参加し、全米精神疾患者家族会連合会(NAMI)やMovember(男性特有のがんやメンタルヘルス問題に対する認知向上を目指すチャリティー運動)などの活動に対する資金を集めました。がん研究に向けた資金調達と救命治療の支援を目的とした、英国がん研究機構最大の募金活動「Race for Life 2024」にも参加しました。 

自然や野生生物の保護を支援する活動の数々にも参加しました。英国では、自然を守り、楽しむことを目的としたボランティア団体が運営する「Vinters Valley Nature Reserve」のプロジェクトに参加し、地域の動物や水路を維持する活動に取り組みました。

さらには、「The Friends of Tower Hamlets Cemetery Park」の活動にも参加し、タワーハムレッツ墓地公園内の整備や外来植物の除去、遊歩道の改築などを行いました。ビクトリア朝時代に共同墓地だったタワーハムレッツ墓地公園は、現在、ロンドンの中心にある都市近郊林となっており、31エーカーにおよぶ自然保護区の一部はかつての工業地帯から再生されています。

日本では、D2C(Direct to Consumer)チームが、東京オフィス周辺の美化に取り組むため、港区の「アドプト・プログラム」と協業し、近隣のごみ拾いを行いました。

ゲーム業界におけるキャリア形成を推進する取り組み

SIEは、ゲーム業界における活躍の場を広げるため、「PlayStation Career Pathways(PSCP)」を設立しました。PSCPは、教育やメンターシップ、キャリア形成のサポート、実践的な職業体験などを通じて、学生にゲーム業界について学ぶ機会を提供する3年間のキャリア支援プログラムです。奨学生は、SIE社員から直接、キャリア指導や人脈づくりに関するアドバイスを受けることができ、ゲーム開発におけるクリエイティブなプロセスについて学ぶとともに、3万USドルの奨学金が提供されます。

ソニーグループが設立した1億USドルの「Global Social Justice Fund」の一環として開始された本プログラムは、ジャッキー・ロビンソン財団、United Negro College Fund、および南カリフォルニア大学とのパートナーシップを通して、24年度は、新たに56名の奨学生を迎えました。

また、ユニークなバックグラウンドや経歴を持つ求職者向けに6ヶ月の実習体験の機会を提供する「Apprentice Pathway Program」を拡大しました。本プログラムの参加者のおよそ6割がフルタイム勤務のポジションに移行しており、多様な人材がゲーム業界で活躍できるような環境を推進しています。25年度末までには、計210人の実習生がこのプログラムの支援を受ける予定です。 

SIEは、これらを始めとした取り組みを通じて、クリエイティビティとテクノロジーを駆使しながら、これからも社会やコミュニティーの支援に努めていきます。

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